2018年05月25日

ホームページ担当者って何をするの?

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皆さんの会社やお店に「ホームページ担当者」はいらっしゃるでしょうか?

大手企業であれば、部署として広報部がありホームページの諸々を担当していることが多いですが、中小企業であれば総務や事務のスタッフが兼任していたり、SOHO企業や小規模店舗であれば、代表者自らが担当していたりします。

一口に「ホームページ担当者」と言っても、実際の業務内容は企業によって異なります。
アクセスデータや顧客データを解析し、集客のための戦略を立ててホームページに落とし込むという専門的なことを任されるケースもあれば、ホームページに載せる文章や内容は営業マンや広報担当が作って、ホームページ担当者は更新作業やメンテナンスだけを行うケースもあります。

中には、いきなり「ホームページを制作するから担当してくれ」と任されてしまい、何をどうしたら良いのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、「ホームページ担当者」が本来どのような役割を持つのかについて整理してみます。

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会社やお店の「顔」をプロデュースする役割

インターネットが身近になった現代において、ホームページは会社やお店の「顔」とも呼べる存在です。

新しいお店を見つけたり、仕事中に同業他社の気になる話を聞いたときにホームページを検索するということが当たり前に行われており、皆さんの中にもこのような行動を取ったことがある方は多いのではないでしょうか。そんなとき、ほとんどの人が「あぁ、こういうお店(会社)なんだ・・・」と、ホームページの印象でそのお店や会社を判断すると思います。

皆さんがインターネットを利用する際に何気なくしている行動や判断を、皆さんのホームページを見ているユーザーも同じように行っているのです。

公共事業に入札してきた施工会社のホームページを役所の人がチェックしたり、ポストに入っていた不用品買取のDMを見てホームページを検索したり。
実際に会社が入っているビルやお店を見られるよりも、ホームページを見られることのほうが圧倒的に多いはずです。ホームページの印象がそのまま会社やお店の印象になることもよくあり、ホームページが無い会社は実在が疑わしいと見られてしまうこともあります。

ホームページは、高価な会社案内のパンフレットや豪華なエントランスよりも重要度が高く、ホームページ担当者はそんな会社やお店の「顔」をプロデュースするのが役割です。

ここで言う"プロデュース"とは、ただデザインや見栄えにこだわるということではありません。
「ホームページを見てくれた人にどのような印象を与えたいのか」という方向性を決めることが"プロデュース"です。

ホームページに載せる文章やデザインはプロに任せることが出来ますが、ホームページの方向性はその会社やお店の人しか決めることはできません。
ホームページ担当者に求められるのは、ライティングやデザインといったクリエイティブではなく、戦略的に専門家を活用できるプロデューサーなのです。

会社やお店の「強み」を伝える役割

ホームページの方向性を決めるときに大切なのが、自社の「強み」です。
ホームページを持つことが当たり前になっている現代、ただホームページを持つだけでは全く意味がありません。他社との差別化を図るためには、自社の強みを伝える必要があります。

そのためにも、まずは自社の強みを理解しましょう。

「うちはこんな事ができます!」「こんなサービスを提供しています!」とホームページに掲載するだけでは、「強み」は伝わりません。
ホームページ担当者は、自分の会社やお店のターゲットが誰なのか、その人とどのような関係性を築いていきたいのかを明確にし、そのためにどのような情報を載せるべきなのかを判断しなければなりません。

もっと簡単に言えば、今いるお客様はどんな人で、なぜ自分の会社やお店を選んでくれたのかを理解すれば良いのです。
「スタッフの対応が良いから」「製品の品質が良く長持ちするから」「品数が豊富だから」・・・
お客様が選んでくれている理由こそが、その会社やお店の「強み」です

よく、自分の会社やお店の強みを勘違いしている経営者や営業マンがいますが、強みは必ずしも「自分たちが売り出したいもの」とイコールではありません。
自分たちは品質の良さが強みだと思っていても、お客様はスタッフの対応の良さで選んでいるかもしれません。自社の強みが何なのかを考えるときは、お客様の目線で考えましょう。可能であれば、お客様に直接聞いてみるのが一番おすすめです。

強みを理解したら、それを"伝える"方法を考えていきましょう。

例えば飲食店で「もっとやすいお店もあるけど、美味しいからここに来てるよ」と言われた場合、そのお店の強みは「美味しさ」です。
それであれば、プロに撮影してもらった「美味しそう」感が伝わる写真が必要です。こだわりの食材の生産エピソードも載せ、メニューには料理の味を想像できるような一文を付けても良いかもしれません。

このように、強みを理解したうえでそれがホームページを見てくれる人に伝わるように運用していくのが、ホームページ担当者の役割でもあります。

まとめ

「ホームページの担当を任されたけど何をしたらいいのか・・・」「とりあえず広報に言われた通りに更新してるけどこれでいいのかな・・・」初めてホームページ担当になった方の中にはそんな気持ちを持っている方も少なくないようです。

ホームページは見てくれる人のために存在するということを心に留めて、運用方法を考えてみましょう。全て一人でやる必要はありません。自社の強みを理解してホームページの方向性を決めたら、「うちのお客様はこういう人が多くて、強みはこれだから、そういうホームページを作って!」と、難しい部分や専門的な知識が必要な部分はプロに任せるのも1つの方法です。

お客様のためにホームページを制作したい・方向性を見直してリニューアルしたいという方は、レン太君サポートスタッフまでお気軽にご相談ください。

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