2019年10月30日

【初心者向け】サブドメインの基礎知識

  • まめ知識
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朝晩は少し冷えるようになり、ベッドから出るのがつらい時期がやってきました。
私が惰性なんじゃない。ベッドが勤勉すぎるんです。

さて、今回書くのは「サブドメイン」について。
最近はあまり使うシーンがなかったので、新人営業マンに質問されて一瞬とまどいました。
そこで、アウトプットの意味を多分にこめて、サブドメインの基本的な部分について書いていきます。

サブドメインとは?

サブドメインを文章で説明しようとするとなんだか難しい感じになってしまうので、まずはYahoo!さんの例をご紹介します。

●Yahoo!JAPAN
・・・https://www.yahoo.co.jp

これがyahoo!さんの本体サイトで「yahoo.co.jp」が独自ドメインです。
では、yahoo!さんが展開している他のサービスのサイトはどうでしょうか。

●Yahoo!ショッピング
・・・https://shopping. yahoo.co.jp
●ヤフオク
・・・https://auction. yahoo.co.jp
●Yahoo!ニュース
・・・https://news. yahoo.co.jp

他のサービスのサイトでは上記のように「yahoo.co.jp」の前に文字列が挿入されています。
このように独自ドメインの前に任意の文字列を挿入して使用するドメインが「サブドメイン」です。

サブディレクトリとの違いと使い分け

サブドメインと似た言葉で「サブディレクトリ」があります。
サブディレクトリとは「●●●●.com/××××/」のように、独自ドメインの後ろに文字列が挿入されているものです。

言葉はよく似ていますが、まったくの別物ですので注意しましょう!

"サブドメイン"

独自ドメインを分割して使うためのもので、例えば以下のように用途の違うサイトを作るときに使います。
●●●●.com ・・・コーポレートサイト
shop.●●●●.com ・・・ショッピングサイト
recruit.●●●●.com ・・・リクルートサイト

"サブディレクトリ"

サイトの下層ページを作るためのものです。
①●●●●.com ・・・トップページ
②●●●●.com/about/ ・・・店舗概要ページ
③●●●●.com/menu/ ・・・メニューページ
④●●●●.com/menu/drink/ ・・・飲み物メニューのページ
というようにサブディレクトリを使った場合、②と③は①の下層ページとなり、④は③のさらに下層のページになります。

使い分けは上記でなんとなくわかると思いますが、そのコンテンツ(情報)のテーマが独自ドメインのサイトと同じであればサブディレクトリ、別テーマであればサブドメイン、と考えていただくとよいかと思います。

サブドメインのメリット

メリット① 管理のコスト&手間を減らせる!

新しいサイトを作るたびに新しいドメインを取得していると、契約更新などのコストや手間がそれぞれのドメインに対して発生します。
サブドメインであればおおもとの独自ドメインの管理のみでよいので、コストも手間も削減できますね!

メリット② 独自ドメインの評価を引き継ぐことができる!

老舗のお店に信頼感があるように、ドメインも長く使用されているもののほうが検索エンジンからの評価が上がります。
新しいサイトを作るために新しいドメインを取得すると、そのドメインにはまだ実績がないため評価されにくく、上位表示されるまでに時間がかかります。
サブドメインは、検索エンジンから評価を受ける場合に「独自ドメインと同一のドメイン」と認識されます。そのため、新しいドメインよりも早く上位表示させやすいというメリットがあります。

サブドメインのデメリット

デメリット① 独自ドメインの評価を引き継いでしまう

メリット②と同じですが、独自ドメインの評価が悪かった場合、その悪い評価を引き継いでしまうことになります。ウイルス感染などから過去にブラックリストに載ってしまった、などの経歴があるドメインの場合は注意が必要です。

デメリット② 同一ドメインからのページは2件までしか表示されない

検索結果には、同一ドメインからのページは同時に2件までしか表示されません。

たとえばレン太君コラムに「ドメイン」をテーマにした記事を5件書いたとします。
ユーザーが「ドメインとは」と検索して、5件ともヒットしたとしても、1ページ目に表示されるのはそのうちの2件のみ。残りの3件は2ページ目・3ページ目に分散されて表示されます。

メリット②で説明したとおりサブドメインは独自ドメインと同一として評価されますから、自分が持っている他のサイトと表示順位を争うことになってしまいます。
このような事態を避けるには、別ドメインを取得するほうがよいでしょう。
ちなみにレン太君の運営元「株式会社東名」では、この理由からコーポレートサイトとリクルートサイトを別ドメインにしています。

株式会社東名コーポレートサイト・・・https://www.toumei.co.jp
株式会社東名リクルートサイト・・・https://www.toumei-recruit.com/

検索結果の表示に関しては、コチラの記事をご覧ください。
同一サイトのページは検索結果に2件までしか表示されない件について。

まとめ

今回はサブドメインの基本的な知識を整理してみました。

サブドメインについてもっと考えていくと、SEOのことやユーザー側の認識のことにも紐付いていきます。別ドメインがいいのか、サブドメインがいいのか、サブディレクトリがいいのかは、シーンによって変わります。じっくり検討することが大切ですね!

もちろんレン太君でも、サブドメインを活用したサイト制作が可能です。
なんだか難しくてわからないなぁという方は、制作から運用までトータルにサポートしますので、どうぞお気軽にご相談ください!

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