2019年03月15日

サイト内ブログって何を書けばいいの?【建築・塗装会社編】

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以前の記事で、「サイト内ブログって何を書けばいいの?【介護施設編】」を書きました。今回は【建築・塗装会社編】です!

新築・リフォーム・塗装といったサービスは、高額なサービスで暮らしに大きく関わるサービスではあるものの、有形の商品があるわけではありません。そのため、どこの会社に依頼するかをユーザーが判断するとき、施工事例や職人さんの人柄などを気にすることが多いようです。

サイト内ブログで親しみを感じ、安心してお問い合わせしてもらうために、どのような記事を更新していくと良いのかを理由と一緒にご紹介します。

オススメのブログカテゴリ

現場の雰囲気が伝わる記事

真面目な印象や気さくな人柄を伝えるための記事です。
具体的には
・その日はどのような施工をしたのか
・どのようなポイントにこだわったのか
・その日お施主様とした会話、雑談
などです。

施工中の職人さんの姿やお施主様と話している姿など、和やかな雰囲気の写真があると良いでしょう!イケメンじゃないとかコワモテだとかは気にしないでください。大切なのは「丁寧にやってくれそう」と思ってもらうことです。
(写真の撮り方などについては「更新の際に気をつけること」の中でも触れていきます。)

「職人さん」と言われると、一昔前の「頑固で無口で怖い」といった印象を持たれる方も多くいらっしゃいます。気軽に相談できるような印象や、丁寧に仕事をしてくれそうという安心感を持ってもらえるように意識してみてください。

相談・ご依頼の具体例

「このようなご相談をいただきました。このような点で迷われていた・お困りだったので、このようなご提案をしました。」というような内容の記事です。

相談・ご依頼の具体例の記事を更新するのには2つの理由があります。

まず、ユーザーの疑問や不安をホームページ内でできるだけ解消するためです。
疑問や不安がある段階で問い合わせというアクションを起こすのは、ハードルが高めです。
プロからすると当たり前のことでも、素人からするとよくわからないということも多いと思います。そのような「専用のページを用意するほどでもないけど質問は多い内容」を事例を交えて更新していくことで、同じような疑問や不安を持っている人に安心してもらうことができます。

次に、「これくらいのことも質問していいんだ!」という安心感を持ってもらうためです。
1つめの理由で書いたとおり、疑問や不安がある段階で問い合わせをしてもらうのは難しいので、「こんなこと聞いていいのかな?」「まだ漠然としたイメージしかないけど相談しても大丈夫かな?」と思っているユーザーに対し、「気軽に問い合わせて!」とアピールしていくためにも、相談・ご依頼の具体例の記事は役立ちます。

新しい工法・建材・塗料などの情報

新しい工法や建材、塗料などの情報を更新することで、良いモノを積極的に取り入れようとする姿勢が伝わり、世間のニーズの変化にきちんとアンテナを張っている印象を与えることができます。

ただし、新しいモノ=良いモノとは限らないと思いますので、「どういう人ならA、こういう人ならB」というように従来のモノとの違いなどが分かるように書くことも大切です。

知識や技術があることをアピールし、信頼を得ることが大切です。
「きちんとした知識のうえで、最適なものを提案してくれそう」と思ってもらえればこっちのものです!

見学会などのイベント情報

有形の商品を販売しているわけではない分、実物を見に来てもらえる機会は新規顧客獲得のチャンスです!見学会などのイベントを開催している会社様の場合、その「お知らせ」や「報告」を更新することも良いでしょう。

■イベントお知らせの記事

ただ「●月●日●時から見学会をやります」と書くだけではなく、「どのようなご依頼のもとでどのような家を建てたのか」を分かりやすく書く必要があります。
また、どのような人に来てもらいたいのかも考えて書けるとなお良いでしょう。

例えば、旦那様の趣味が楽しめるようにとこだわって建てた家の見学会の場合は

【タイトル】
「趣味と共に生きる家」見学会 ●月●日●時~

【記事内容】
旦那様の趣味がバイクということで、思う存分バイクいじりができる大きなガレージを用意!雨の日も大切なバイクをしっかり守り、棚も付けたので細々したアイテムもスッキリ収納できます!・・・

というような内容で、ターゲットを「男性」に絞って書いていきます。

子育てがしやすいようにとこだわって建てた家の見学会の場合は、「子育て安心」「家事ラクラク」「自分の時間も大切に」など、「ママ」に響く言葉を使いながら書いていきます。
ご年配の方が生活しやすいようにとこだわって建てた家の見学会の場合は、「バリアフリー」「軽い引き戸」など、「シニア世代」に響く言葉を使いながら書いていきます。

また、見学会の中でミニゲームやキッズ向けのプレイスペースなどがある場合は、そういった情報も出したほうが気軽に遊びに行きやすい雰囲気が出ます。

■イベント報告の記事

会場の様子の写真とともに、来場してくださった方へのお礼と当日の様子などを更新していきましょう。
イベントや見学会が盛り上がった様子が伝わり「人気なんだな」と思ってもらえれば、その記事を読んだユーザーに次回のイベントや見学会に足を運んでもらいやすくなります。

更新の際に気をつけること

お施主様に確認を取る

現場の様子などを更新する場合は、お施主様に「一事例としてブログで紹介しても良いでしょうか?」と確認を取っていただく必要があります。
個人情報になる部分は隠すこと、掲載してほしくない写真は掲載しないことなどを説明のうえで了承をいただいてから掲載するようにしましょう。

写真の個人情報に気をつける

車のナンバーや玄関先の表札、電信柱に貼ってある住所など、個人情報が漏れてしまう部分にはモザイクを入れるなどの加工をしましょう。スマホのアプリでも便利なものがあるので使ってみてください。

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個人宅の施工の場合は立地が分からないようにしてほしいという要望も多いので、その場合は周囲の建物などすべてにモザイクをかけると良いでしょう。

また、会社によっては職人さんの顔を出したくない場合もあると思います。
その場合は、施工してるところを背中側から撮影したり、遠めで撮影したりすることで個人の特定を防ぐことができます。

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記事タイトルは内容がわかるもの

「2019年になりました」など、何が書かれている記事なのかが分からなタイトルは避け、「2019最初の完成見学会!」など、タイトルだけで記事の内容が想像できるように意識しましょう。

ブログ記事はホームページにアクセスしてきた人だけが読むとは限りません。きちんと更新された記事は検索結果の一覧に表示されることもあります。

検索結果の一覧に表示された時、

 キッチンリフォームについて | 株式会社●●

 料理を楽しく!収納たっぷりキッチンリフォーム! | 株式会社●●         

どちらの記事のほうが読みたくなるでしょうか?

2個目のタイトルのほうが記事内容を想像しやすいですよね。「気になる!」「読みたい!」と興味を惹けるようなタイトルを意識してみてください。

ただし、長すぎると検索結果に表示されたときに「・・・」と端折られてしまうので、全角30文字程度のタイトルがオススメです。

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さらに、「忙しい子育て世帯にオススメのキッチン3選」「男の憧れビルドインガレージ住宅例5選」というように、ターゲットを絞り、数字が入ったタイトルだととっても良いです!
数字は奇数のほうが説得力が増し、とくに「3」は魔法の数字と言われています。人間心理的なものがあるそうです。

更新頻度は物件の進捗具合に合わせて

ブログは、物件の進捗具合に合わせて更新できるのが理想です。
ただ、基本的にはリアルタイムの更新がオススメですが、現場の様子の記事などは防犯面も考慮する必要があると思います。そのため少し日にちをずらしたり、まとめて更新したりという工夫が必要になることもあると思います。

「更新の間隔が2週間空くのは空きすぎ」と意識してもらえれば良いでしょう。

趣味やつぶやきのような内容はNG

あくまでも会社のホームページで更新する内容ですので、親しみを感じてもらいたいからと趣味のつぶやきのような内容を書くのはNGです。

もちろん、全くダメということではありません。

こんにちは。親方です。
今日は爽やかに晴れ、趣味が自転車の私にとっては最高の天気でした。
晴れたおかげで工事もとっても順調!予定よりも少し先の工程まで進めることができました。・・・

というように、趣味と絡めた導入から読ませる文章であればOKです。サイト内ブログ=オフィシャルなものなので、記事のメインは業務に関する内容にしましょう。

検索されるキーワードを考えながら更新する

定期的に更新していくブログは、ホームページの検索対策にもなるので、ターゲットはどのようなキーワードで検索するかということも意識して文章を作ることが大切です。

例えば、「名古屋 リフォーム」という検索キーワードは「ビッグキーワード」と呼ばれる競合の多いキーワードです。
名古屋でリフォームをしている会社のホームページはたくさんありますから、このキーワードで検索されたときに記事を上位表示させるのは、時間と知識と戦略と技術(とお金)が必要です。

そこで意識したいのが「スモールキーワード」です。
例えば「千種区 システムキッチン LIXIL リフォーム」などです。「名古屋 リフォーム」よりも検索母数は減りますが、問い合わせに繋がる可能性の高いユーザーに絞り込むことができます。

エリアやサービス内容など、包括的なキーワードよりも細分化したキーワードを使っていくのがオススメです。

文字数は1,000文字以上

【介護施設編】でも同じように書きましたが、1,000文字以上を目標にしてください。

写真をたくさん入れていただければ、現場や職人、イベント会場の雰囲気は充分伝わると思いますが、検索対策としては文字データのほうが重要です。

現場の様子の記事であれば、その日の作業工程を紹介するだけでなく、こだわったポイントやレベルの高い技術が必要だった箇所についてなど、「職人さんがどのような思い・考えで施工しているのかが伝わる文章」を意識していただければ、自然と文字数は増えていくと思います。

まとめ

現場業務がある中でブログを更新していくことは、難しい時もあると思います。
しかし、ブログを更新することで「どんな会社か」「どんな職人さんが来るのか」ということが伝わりやすくなり、ユーザー側のお問い合わせ・相談に対するハードルを下げることができます。

たくさんの建築・塗装会社様のホームページを制作していると、とても素敵な会社様や職人さんに多く出会います。しかし、世の中にはまだ「職人さん=怖い、無愛想」といったイメージを持たれている方もいらっしゃいます。
せっかくのご縁を失うことがないよう、自社の魅力をブログからも発信していっていただければと思います!

現在ホームページの制作を考えているという建築・塗装会社の方がいらっしゃいましたら、お気軽にレン太君スタッフへご相談ください。
ご要望にぴったりのプランや活用方法をご提案いたします!

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